かつて塩づくりで栄えた鳴門市鳴門町高島。
ここに往時の面影をしのばせる一棟の建造物があります。
国指定重要文化財「福永家住宅」です。
その昔、徳島藩では、製塩の先進地である播磨より技術者を招き、 塩づくりの指導に当たらせました。
やがて完成した塩田でとれる鳴門の塩は、 播州赤穂に次ぐ良質の品として全国にその名を知られ、
藩の経済をおおいに潤したといいます。
福永家住宅は、江戸時代後期に作られました。
建物の周囲を石垣が巡り、その外側には潮の満ち引きによって海水を引き込む 「入浜式」と呼ばれる塩田が広がります。
塩田と製塩施設、住宅が一体となった施設としては、 全国に残る唯一の建造物です。
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