徳島県南部の冬の風物詩ウツボの一夜干し作りが牟岐町で始まりました。
12月に入り牟岐町の牟岐大島や津島周辺では、ウツボ漁が解禁となりました。
港では水揚げしたウツボを天日干しにする作業が始まっています。
まずウツボを背開きにして背骨や内臓などを除いたあと水洗いします。
そして「ハリ」と呼ばれる竹串で刺し、昼間に約20時間寒風にさらします。
風に揺れる姿はまるでウツボの「のれん」です。
この時期に獲れるウツボは脂がのっていて寒風にさらすことでさらに旨みが凝縮されます。
地元の漁師によりますと今年はウツボが例年の半分ほどしか獲れず、不漁の出だしとなっています。
しかし一夜干しは値上げせず、主に個人向けに例年並の1キロ2000円前後で出荷する予定です。
ウツボの天日干しは来年2月末まで続きます。