吉野川流域に
コウノトリやツルをシンボルとした生態系ネットワークをつくるための推進協議会が設立されました。
推進協議会は国や県のほか、コウノトリ定着推進連絡協議会や日本野鳥の会県支部の代表、
吉野川流域の市長ら約30人で発足しました。
徳島大学大学院の武藤裕則教授を会長に選出した後
県内に定着したコウノトリなどの観察結果が報告されました。
この中で鳴門市に定着したコウノトリは
巣から離れた吉野川下流域にも飛来してエサを食べていたことや、
去年越冬してきたナベツルは吉野川の河川敷をねぐらにしていたことなどが報告されました。
協議会では、今後、コウノトリやツルを吉野川流域の多様な生態系のシンボルとして自然環境を整えることで、
観光や農業などへの波及効果も期待できるとして関係機関が連携し、様々な取り組みを進めていくことにしています。