海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会です。
上勝町にある「ゼロ・ウェイストアカデミー」を昨年取材させていただいた様子がテレビでオンエアされました。みなさんご覧になって頂けましたか?
近年ではプラスチックコーティングされた農業用肥料が沿岸部から回収されるマイクロプラスチックの中で二番目に多いという調査結果も出ているなど、山間部も海洋プラスチックと無関係ではない状況の中、ゼロ・ウェイストアカデミーの理事長の笠松和市さんに問題の捉え方や解決策などお話を伺いました。
プラスチックは非常に便利で使いやすく、このような利便性の高いものをゼロにする必要はなく、こういった資源を回収して再利用する仕組みが必要だと笠松さんはおっしゃられます。
取材日には近くの山林を案内していただきましたが、谷状の水が流れる地形に沿ってペットボトルや缶などのごみが散見されました。
人が入った場所にはごみが発生している状況でしたが、もしこれらのごみが有価で回収されれば捨てられる可能性が低くなる、また捨てられても回収する人が出てくる、回収できないような素材、物質は製造販売を禁止し、製造者が有価で回収し再利用するという経済と環境が循環する資源回収法の制定を笠松さんは提唱されています。
県や国に資源回収法の制定を働きかける笠松さんの請願は昨年の9月に上勝町議会で採択されました。
今後は県など地方自治体や、衆参両議院にも請願を上げていきたいと笠松さんはおっしゃられていました。
前町長という立場からの考察や提言。今後も注目していきたいですね!