レポート
2020.01.03

千年サンゴの保全活動の様子OA

海と日本プロジェクト in とくしま 実行委員会です。

取材させて頂いていた千年サンゴの保全活動の様子がテレビで放送されました。皆さんご覧になって頂けましたか?

「千年サンゴと活きるまちづくり協議会」が2011年から行っているこの保全活動。

その過程で海の環境の変化、携わるメンバーの考えや想い。協議会のメンバーでダイバーの「森本 剛(もりもと ごう)」さんに密着させて頂き、現在の海の状況や、これまでの変化の状況、牟岐大島の内湾に存在する1000年生きていると言われる千年サンゴを、今後いかに守っていくかなど詳しくお話を聞かせて頂きました。

 

保全活動の様子

  1. 保全活動は毎年2回、夏前と秋に行われています
  2. 2019年11月9日に駆除されたオニヒトデ
  3. サンゴを食べる巻貝

保全活動は、毎年2回行われており、ダイバーらがサンゴの大きさを計測したり、サンゴの食害生物を直接駆除したりしています。

11月9日の保全活動では、オニヒトデが3個体発見、駆除されました。また同時にサンゴを食べてしまう巻貝も駆除されました。

ダイバーらは、午前と午後との2回、潜水ポイントを変えて潜ります。

保全活動の状況

  1. 順調に減ってきていたサンゴ食害生物が昨年から増加に転じています
  2. 千年サンゴは宝であると同時に、環境を知る一つの基準と協議会会長はおっしゃられます
  3. ダイバーの視点でのお考えをお伺いしました

2011年から行ってきた保全活動の成果で、順調に減ってきていたサンゴの食害生物が昨年から増加に転じているという現状となっています。

協議会会長は千年サンゴを「一つの基準」とおっしゃられています。千年サンゴを見守ることで、周辺海域の変化、環境の状況を知ることができるので、増加に転じた原因が今後解明されるかもしれません。

ダイバーの森本さんは、地球規模の温暖化の影響が牟岐の地域にまで影響を及ぼし始めているかもしれないと話します。特に2019年の秋からは、例年より海水温の高い状況が続いており、食害生物がいつ爆発的に大発生してもおかしくない状況になっているので、特に今後注視すべき問題とおっしゃられます。

「千年サンゴを通じて子供たちにも牟岐の海の豊かさを知ってほしい。海のシンボル的な存在になってほしい。」と森本さんは話します。

また海と陸はつながっている部分があるので地球環境が悪化しないような生活を気をつけないといけないとも森本さんは話します。

大変な労力と時間をかけ、海を守る方々がいらっしゃいます。

我々も常に海と陸上は一体で、決して切り離せるものではなく、環境を守る行動を取らなければいけませんね!

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