レポート
2022.07.07

牟岐に飛来するカンムリウミスズメOA

海と日本プロジェクトinとくしま実行委員会です。

毎年12月から1月にかけて牟岐沖の無人島に繁殖のためやってくる海鳥「カンムリウミスズメ」の取材の様子がOAされました。ご覧になっていただけましたか?

日本周辺にしか生息しておらず、国の天然記念物であり、絶滅危惧種でもあるカンムリウミスズメ。

個体数は5000羽、多くても10000羽とされています。いつも2羽ペアで行動しているようで、その姿はとても可愛く仲いい鳥だそうです。

取材のときも沢山の鳴き声が聞こえ、海にのんびりと浮かんでいましたよ!

いつまでも海鳥がやってくる海を守る

  1. 牟岐沖には5つの無人島があり、その3島で繁殖が確認されています
  2. 岩の隙間や木の根元に巣穴を作り繁殖しているそうです
  3. 近年問題となっている海ごみが、やはり生態系に影響を与えている可能性があります

毎年やってきているカンムリウミスズメですが、繁殖している島ではカラスに捕食されたと見られる卵の殻がたくさん見つかります。

海鳥の調査に協力している地元の方に伺うと、3割から4割は卵を捕食されているかもしれないと話します。

そんなカラスは、海ごみや釣りエサに誘引されている可能性も考えられているそうで、やはり海の生態系を守るには海ごみを出さないことやマリンレジャーでのマナーなどが問われていると感じました。

私達の行動が海を守ることに直結する。まさにそれを痛感した今回の取材でした。

これからもしっかりと海ごみを出さない生活を心がけ、いつまでも海鳥がやってくる海を守っていきたいですね!

 

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