海部郡美波町で1月18日、
地元の由岐湾で養殖した新ワカメのおいしさをPRする試食会が開かれました。
この試食会は「獲る漁業」から「育てる漁業」を目指す美波町の漁師らが設立した
「美波の海の恵み研究会と「由岐海藻部」が共同で養殖ワカメの販路拡大のため開いたものです。
この日は料理を提供している地元の民宿業者ら約20人が招待され、
しゃぶしゃぶと湯豆腐で新の生ワカメを味わいました。
このワカメは県が開発した高水温の海域でも育つ早生品種で、
去年11月に種付けし由岐湾で養殖されていたものです。
研究会と海藻部は養殖ワカメのうち長さが1メートル以内の成長途中のものを
「明けの春姫」と名づけ、期間限定で生食用として販売したいと考えています。
試食会では、「魚と組み合わせて、ぜひ料理に使ってみたい」「地元の漁師が作ったもので安心できる」など
評価する意見が出た反面、「賞味期限が収穫日を含め3日しかなく、取り扱いが難しい」といった意見もあり、
まだまだ課題の多い試食会となりました。